拘縮悪化予防スポンジ


手指を硬く握り込んでしまう方に
タオルを丸めて握っていただくなら
こちらのスポンジを対象者の手に応じて作るのがオススメです (^^)

タオルを丸めたものを握っていただくと
手のアーチを崩してしまいます。

また、筋肉は強く作用する時もあればそうでもない時もある
収縮度合いに変動があるものです。
素材がスポンジであれば、
手指が硬く握り込んでいる時は皮膚を傷つけないように作用し
手指がリラックスしている時はスポンジの反発力でふんわり広がります。

つまり
対象者の手指がタオルに合わせるのではなくて
スポンジの方が対象者の手指に合わせてくれるのです。

その方の手指の状態に応じて
スポンジをジャストフィットに加工するのもカンタンです。

注意点が一つあります。
スポンジの大きさ・厚みは
Passiveな最大可動域にはしない方が良いです。

手指の筋肉は多関節筋ですから
手指の可動域だけ広げることに注目してしまうと
かえって手関節や肘関節の屈曲拘縮を悪化させてしまう恐れがあります。

最初はgentleに
最大可動域では設定しない。
手指を伸展させても
手関節や肘関節が屈曲しない範囲で設定
してみてください。

このあたりは
本当に善意による誤解によって
結果として逆効果にさせてしまっている場合が多いと感じています。
ポジショニングで
可動域いっぱいに膝や肘を伸ばした設定をして
股関節や肩関節の屈曲拘縮を増悪させてしまっているケースが本当に多いです。

  膝が曲がっている、肘が曲がっている
      ↓
  これ以上拘縮が進行しないように伸ばそう

と自分が気になったところしか見ていないし
何が起こっているのか本当にはわかっていない
そしてなんとかしたいという善意からの行動なので
結果に対して対処の適否に関する確認が為されにくいという問題があります。

作成方法などの詳細は
こちらをご参照ください。

 


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