
日総研出版さんより
「認知症のある方も食べられるようになるスプーンテクニック
食事介助はコミュニケーション」
が、発売されました。
前著「食べられるようになるスプーンテクニック」の増補改訂版です。
あるようでないのが、知識と観察と実践を結びつけた記載です。
知識だけとか、単に表面的な成功例だけを記載してある本やサイトや論文は多々ありますが
知識を活用した観察とは何か、観察とはどのように行うのか、必然性のある実践とその思考過程について書かれてあるものはなかなかありません。
記載がないということは、意識化された実践が為されていないということを意味しています。
だからこそ、この本を世に出す意味があると考えました。
写真やイラストを多用しているので
大切なポイントが具体的に分かりますし
なぜ、そうするのか、そうしてはいけないのかが理由とともにわかります。
自分のしているスプーン操作が良いのか悪いのか、どう修正したら良いのかがわかります。
その意味で食事介助を初めてする人にとって、わかりやすい本だと思います。
職場で新人さんに指導する立場にある人にとっては
「こういう時にはこうするといいのよ」「そのうちできるようになるわよ」という指導を卒業して
「どこをどうするのか」具体的に明確に教えられるようになる、そのための根拠が参考になると思いますし、同時にご自分の実践をさらに深め掘り下げるきっかけにもなると思います。
そして何よりも
今自分のしている食事介助になんとなく違和感を感じているけれど
どうにかしたいけれどどうしたら良いのかが皆目わからずに
困惑しながら苦しみながら食事介助している人にとっては
「漠然と感じていたことがはっきりと言葉にして書かれていた」
「自分が感じていたことが間違いではなかった」
と感じられ、もう一度目の前にいる方の食事介助に真正面から向き合うことをサポートすることにつながると確信しています。
たとえ、不適切な介助であったとしても
その介助に必死になって適応しようとして
毎日毎食食べている方の余分な困難が少しでも減って
一人でも多くの方がより楽に安全に味わいながら食べられることを願って書いた本です。
本当は怖い食事介助
食事介助の奥深さ
そして
本当に言いたかったことは
食事介助の場面で起こっていることは
他の場面でも起こっている
しかも無自覚に
ということなんです。
そのことは、別の記事でいずれまた。
ちなみにこちらの本は
公立図書館や大学図書館にも置いていただいているようです。
私が確認できた図書館
< 公共図書館 >
35図書館 2021.3.28現在
山梨県立図書館
石川県立図書館
岡山県立図書館
岐阜県図書館
鳥取県立図書館
愛媛県立図書館
北海道立図書館
綾瀬市立図書館
一関市立東山図書館
宇佐市民図書館
大田区立図書館
大分市民図書館
尾張旭市立図書館
柏原市立図書館
呉市立図書館
クローバープラザ
札幌市図書館
白河市立図書館
袖ケ浦市立図書館
所沢市立所沢図書館狭山ヶ丘分館
豊中市立図書館
中野区立図書館
長岡市立図書館
長浜市立図書館
西宮市立図書館
東村山市立図書館
福島市立図書館
ふくふくプラザ福祉図書・情報室
府中市立図書館
宮若市立図書館
茂原市立図書館
守山市立図書館
山内図書館
湯沢市立図書館
横浜市立図書館
< 大学等教育機関図書館 >
38図書館 2021.1.2現在
藍野大学 中央図書館
大阪医科大学 図書館
大阪市立大学 学術情報総合センター 医学分館
亀田医療大学 図書館
川崎医療短期大学 附属図書館
川崎市立看護短期大学 図書館
畿央大学 図書館
北里大学 看護学部図書館
九州大学 医学図書館
京都橘大学 図書館
金城大学 図書館
久留米親愛学院図書館
県立広島大学 三原学術情報センター図書館
慶應義塾大学看護医療学図書室
高知リハビリテーション専門職大学 図書館
甲南女子大学 図書館
国際医療福祉大学小田原保健医療学部
埼玉県立がんセンター 図書館
島根県立大学メディアセンター図書館
島根県立大学 出雲キャンパス 図書館
淑徳大学 附属図書館 看護栄養学部図書室
昭和大学 歯科病院 図書室
昭和大学 長津田校舎 図書室
仙台大学附属図書館
西南女学院大学 図書館
摂南大学 図書館 枚方分館
鶴見大学 図書館
東海大学 付属図書館 伊勢原図書館
東北福祉大学 図書館
日本赤十字豊田看護大学 学術情報センター・図書館
日本社会事業大学 附属図書館
日本大学歯学部図書館
日本大学松戸歯学部図書館
富士リハビリテーション大学校
山梨県立大学 看護図書館
山梨大学 附属図書館 医学分館
和歌山県立医科大学 図書館 三葛館
神奈川県立津久井高校
出版社には問い合わせが多数あるとのことでした。
図書館に置いていただけるのは、すごく嬉しいことです。
図書館は、学びの場ですもの。
2 個のコメント
「認知症のある方も食べられるようになるスプーンテクニック」発売おめでとうございます。
たくさん売れると良いですね。内容も良くわかりやすく役に立つので。
Author
ごむてつさん
コメントありがとうございます。
本当に困っている人の役に立つようにと思って執筆しました。
「見れども観えず」になっている現状は本当にもったいないと感じています。