「奇跡のレッスン 男子サッカー ハンス・オフト答えはすべて基礎の中に」を観た


私は、7月9日の再放送で見たのですが、感動的でした。。。
ハンス・オフトは終始冷静で勝手に私が感動しただけですけど。

以下、オフト語録です。

「シンプルにパスを出したらすぐフォロー」
「トライアングルを意識しながらフォロー」

「シンプルなプレー?わかっているよ。と言いつつも
本当は基礎の大切さをわかっていないことがある。」

オフトの指導は、とても参考になりました。

サッカー以外のトランプで特性を把握したり
基礎を説明した後に、実際に活用させる場面設定の工夫
狭い空間の中でのパス回しから広い場所、大人数でのパス回しへという段階づけ
混乱したら前の場面設定へ戻って再体験

意図が明確で子供たちをよく観てる。
場面設定に工夫があるから、
短時間でも頭と身体を使うハードトレーニングになってる。

常に状況を把握する。
全体を把握した上で判断・行動する。
ボールコントロールの技術があれば、それだけ注意を状況把握に向けることができる。
フェイントとかドリブルとか華麗なテクニックは注目されやすいけれど
基礎があってこそ有効に発揮される。
動きのある場面で発揮することが要請される能力は
動きのある場面でトレーニングしていく。
基礎の反復トレーニングは、要素を分割して行うのではなく
実践の要素を少なくしたカタチの中で基礎を繰り返しトレーニングしていく。

「時間がかかるでしょう。でもそれで良いのです。」
「自分で考えることが明日につながる。」
「シュートはパスと一緒なんだ。」

オフト自身が基礎の大切さを本当によく理解しているから
基礎の活用の段階づけがきめ細かい。
確かに「習得」には時間がかかるし
自分で考えなければ行動変容は起こらない。

  私がバリデーションを学んだのは
  ビッキー・デクラーク・ラビンというオランダ人だったけど
  (オフトもオランダ人だとのこと)
  受講者全員のバリデーションの実践をビデオで見あうという機会もあった。
  任意のテーマを異なる対象者に対して異なる受講者が実践するから
  現れ方は違ってもテーマの意味や目的を繰り返し観察することによって
  理解が深まることを体験学習したことを思い出しました。

卒業試験?としての意味もあったのでしょう。
昨年負けた強豪校との試合が設定されていました。
前半で2得点。
後半は押されたけれど辛抱してもう一度自分たちのリズムを取り返していました。

たった1週間でもこんなに変わる。
そして、これからも変わり続けるのでしょう。

指導者によってこんなにも子供たちが変わるんだ。。。

  かつて、肢体不自由児施設で紀伊先生や古澤先生のデモンストレーションを
  見た時のことを思い出しました。

すごい技術とかすごい指導を見ると
本当に勇気づけられます。


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