簡単キュウリのピクルス

 

 

まずは、今の時期にピッタリのピクルスから (^^)

ミツカンのカンタン酢を使えば、まさしく簡単にすぐにできます。

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 ・   材 料                    ・
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 ・ キュウリ       2本            ・
 ・ カンタン酢      キュウリが半分浸かる程度  ・
 ・ チューブのワサビ   3センチ程度        ・
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1) きゅうりの皮を縦に3本程度筋のようにむきます。
2) お好みの切り方でキュウリを切ります。
   私は乱切りにすることが多いです。写真も乱切りです。
3) ジッパー付きの保存パックに
   カンタン酢を適量、キュウリの半分くらいが浸かるのを目安に入れます。
   その中に、チューブのワサビを3センチ程度絞り出してほぐします。
4) キュウリをパックの中に入れます。
5) 冷蔵庫に入れて時々パックをひっくり返し、つかりムラがないようにします。
6) 朝作ればその日の夜に、翌日くらいまでが食べ頃です。
   爽やかなお酢の中にほんのりピリッとワサビの香りがして
   一層さっぱりと食べられます (^^)

ワサビ以外にも
私の好きな柚子胡椒でもイケるんじゃないかと思っています。
 

8月2日追記:
と思ってやってみました柚子胡椒バージョン。
でも、わさびの方がスッキリした味と香りでした (^^)

サイト更新:声かけ再考「視覚情報」

サイトを更新しました。
声かけの工夫さまざま>声かけ再考>視覚情報について
 1)ジェスチャー
 2)指さし・手さし
 3)物理的距離
の3点について記載しました。

詳細は
視覚情報へお立ち寄りください。

サイト更新:摂食・嚥下5相&声かけ再考

サイト更新しました。
トップページの黒い帯右側の「食事介助について」の摂食・嚥下5相と
トップページの黒い帯左側2段目の「声かけの工夫さまざま」の声かけ再考の聴覚情報まで
更新いたしました。

サイトを公開したは良いけど
その後なかなか更新できず、お待たせいたしました m(_ _)m

食事介助は
「食べる」ことの機能解剖の知識がないと
見れども観えずになってしまいます。
観察できないので、やおらムセを必要以上に過大評価して
「ムセたら食事中止」と判断してしまうことになります。

ぜひ、摂食・嚥下5相にそって
食べ方を観察できる人が一人でも多く増えてほしいと願っています。

また
声かけについては
接遇面に関しては、いろいろなことを言われています。
接遇を良くすることに異論はありませんが
いくら接遇を改善しても、認知症のある方への声かけの困難はついてまわります。
認知症は脳の病気によって言語理解力が低下するのですから
接遇だけを改善するのは片手落ちです。

むしろ
認知症のある方の言語理解力を
事実に依拠して、きちんと確認・判断できないから
無意識のうちに
過剰に接遇面に目を向けてしまう
接遇を重要視することによって
もっと大切なことから目を背けてしまっているのではないかと感じています。

「本当にその通りだった」
とよく言われます。

ぜひ、お立ち寄りください。

 摂食・嚥下5相

 声かけ再考「聴覚情報」

ハンドクリームでハサミのベトつき解消

ネットで見つけたお役立ち情報です!

なんと!ハンドクリームでハサミのキレが戻るそうです。

作業療法士なら、あるあるでしょうけれど
ハサミでセロテープを切ったり
糊付けされた紙をハサミで切ったりしていると
ハサミの刃に糊や埃がベトベトとくっついてしまって
切れにくくなってしまいます。。。

アルミホイルをハサミでチョキチョキすると
研いだのと同じ効果があると聞いて試してみたこともありますが
ベトつきは取れず。。。

もう仕方ないのかな?
と諦めていましたが、身近にあるものでキレが復活するそうです。
それが、ハンドクリーム!
ネットで見かけて検索してみたら、たくさん出てくるので
知ってる人はとうの昔に知ってる方法かもしれません。

ハンドクリームをベタついたハサミの刃に塗っていきます。
あとは、ティッシュペーパーでふきとるだけ。
ガンコな汚れの場合には、再度ハンドクリームを塗ればOKです (^^)

ちょっと見にくいかもしれませんが
だいぶベタつきは、取れました。
切れ味も戻ってきました!

これなら、すぐに、いつでもできる。
ベタついても、こまめにちょいちょい塗ればハサミも長持ち!

ハンドクリーム様様です (^^)



オススメ「NHK回想法ライブラリー」

「NHK回想法ライブラリー」がオススメです (^^)

昔の暮らし、道具、番組など
いろいろなジャンルが数分のコンテンツでまとめられています。
中には、「なつかしい音色」として
「この音は何?」と家回りや街角のかつての音色をクイズ形式で楽しむこともできます。

「NHKアーカイブス」では
他にも様々なジャンルから膨大な量の番組のダイジェストが集められていて
工夫次第では、いろいろな鑑賞をしていただくことも可能だと感じています。

各分野の第一人者の「あの人に会いたい」や
「連続テレビ小説」、「大河ドラマ」もありますし
「日めくりカレンダー」は「今日は何の日」ということで過去のニュースと結びつけることもできます。

認知症のある方では
近時記憶が低下しているため
人物と相関関係、文脈や話の前後関係の理解・保持が低下してしまい
ドラマを鑑賞して楽しむということは難しい場合が多々あります。
そんな場合でも、短時間で明確にまとめられているダイジェストならOK
懐かしく思い出しながら鑑賞できるという方は多くいらっしゃいます。

covid-19対策の一環として
作業療法士や介護職の人は
Activityの選択・場面設定にも苦慮していることと思います。

実際にどんな工夫をしながら提供するのか
実践が深まったら、こちらでも紹介していくつもりです (^^)

もっと早く気がつけば良かったー!

「食べるチカラを明確にする食事介助-観察・洞察・スプーン操作 – 」

地域限定・参加者限定ではありますが
オンライン研修会のお知らせです。

小田原医師会在宅医療研究会さんの主催で
「食べるチカラを明確にする食事介助 – 観察・洞察・スプーン操作 – 」
というテーマで講演をいたします。

限られた時間ですが
観察の重要性
そして観察するためには
大前提として適切なスプーン操作ができないと
誤介助誤学習を引き起こしてしまうので
修飾された食べ方を見ているだけになってしまう。
本来のその方の食べ方を現前させるためにも適切なスプーン操作が必要なこと。
摂食・嚥下5相にそって食べ方に反映されている能力と障害を
観察・洞察することによって
自ずから適切な食形態と介助方法が浮かび上がってくるということ。
これらをお伝えできればと考えています。

神奈川県県西地区に在住・在勤の医療・保健・福祉関係者の方にご参加いただけます。
事前申し込みが必要です。
8月18日(木)までにチラシの裏面に記載された方法でお申し込みください。

スクラッチアートが使える

ダイソーで見つけた、スクラッチアート
豊富な種類があるので、認知症の重度な方でも人を選べば使えるActivityです。


スクラッチアートの良いところは
付属のペンを使って
線をなぞったり、空間を削ることで
綺麗な色が現れるところです。

自分の削るという行動がすぐに結果となって現れる、しかも綺麗な色で現れるので
近時記憶が低下している人でも、行動と結果が直結しているので達成感が得られます。

私の経験では
HDS-R5/30点の方でも集中して綺麗に出来上がりました。

そのかわり
複雑な図形も多いので
ある程度の作業耐久性が要求されます。

また
自由度が少ないので、
決まったことを決められたように行うことで安心する人には向いています。

認知症が進行して
図と地の判別が困難な方には
線をなぞるだけでできる下絵を洗濯することをお勧めします。

削り出すスペースがある下絵は
近時記憶が低下していると「白いところだけ削る」という工程を忘れてしまいます。
その上、図と地の判別ができなければ、図を削ったり地を削ったりしてしまいますから
出来上がりがなんなのかわからない状態になってしまいます。

線をなぞるだけでできる下絵であれば
近時記憶が低下し、図と地の判別ができない方でも
線をなぞるとすぐに色が変わって見えるので
自分の行動が次の行動を指し示すActivityとなります。

そして
何よりも出来上がりがとても綺麗で子供っぽくないのが良いところ。


しかも、安い!
100円で4種類の下絵カードが入手できるし
ペンも付属しています。

スプーンの工夫をする時に気をつけること

認知症のある方に
スプーンを工夫することもよくあります。

そこで気をつけないといけないことは
認知症のある方の場合に
今まで不適切なスプーンを使っていた場合でも
不適切なスプーンに慣れがあるために
スプーンを変えることに抵抗感が生じやすいということなんです。

スプーンを把持しながら操作することが難しくて
1回の食事中に何度もスプーンを落としていたケースに対して
工夫した新しいスプーンを提供したところ
明らかに把持・操作の状況も改善し、スプーンを落とすこともなくなったにもかかわらず
「このスプーンは使いにくくて嫌。前のスプーンの方が良い。」
と言われたことがあります。

私としては
前のスプーンのどこが扱いにくいのか
どうしたら扱いやすくなるのか明確化してわかった上で提供したので
「これは慣れの問題だから時間が解決してくれる」
むしろ不適切なスプーンにさえも適応しようとしてきた習慣が
新しいスプーンを拒否させているので
その都度、事実をもとに説明し、新しいスプーンに慣れるまでは励ますしかないと考えていました。
もちろんそのあたりも記録には残しているのですが
対象者の気持ちを大切に考える職員が
「〇〇さんがこう言ってるんですけど」
と言ってくることがあります。

このようなケースは案外多いもので
認知症のある方にこう言ったことはよくあるということを知っていることが必要です。

不適切なスプーン操作に対してさえ
適応しようとして自らの食べ方を低下させてしまうのと
まったく同じコトが違うカタチで起こっているのです。

このような場合には
事実をもとに説明することが必要です。

事実を観察する時には
時間経過という縦軸とともに
関連事象という横軸も含めて総合的に観察することが必要ですが
今のことだけ切り取って限局的に考えるタイプの人もいるので
「前のスプーンを使っていた時には〇〇だった。でも今はそれはない。」
というように以前の状態と今の状態を比較しながら説明することが有効です。
そして、食べ方の改善という事実を目の当たりにすれば職員も納得してくれます。

慣れるには時間が必要です。
手指だけでなく上肢全体の使い方を変えることを求められるからです。

例えて言うならば
私たちが家電製品を新しく買い替えると
今まで使ったことのないような機能を目の当たりにして戸惑うけれど
使い慣れれば便利に感じるのと同じような意味合いがあります。

そういう感覚を踏まえた上で
対応する必要があるのだと感じています。

もちろん
提供する私たちの側に
「数打てば当たる」式に、
こういうスプーンを見かけたらから使ってみたら?と言う思いつきではなくて
なぜ前のスプーンが扱いにくかったのか、なぜこのスプーンが良いと考えるのか
明確に言語化できて提供しているのだということは大前提となっています。

食べ方の評価が大事なんです。

どのように手指でスプーンを把持して
それは、どのような必然のもとに行われているのか
どのような筋肉の働きによるものなのか
と言うことが明確化できていること

単に
スプーンの柄、持ち手を太くすれば良いわけではありません。
スプーンの角度を変えれば良いわけではありません。

一人ひとりに必然があります。

その上でのスプーンの工夫であれば
必ずスプーンの扱い方、食べ方は良くなりますし
時間の経過で慣れれば、対象者の不満の言葉も聞かれなくなってきます。

慣れるまでの間は
「今は変な感じがするかもしれませんが、だんだん慣れて食べやすくなってきます。
 前のスプーンは〇〇ということがあったけど、このスプーンではそういうことがないでしょう?
 もう少ししたら慣れるからそれまで頑張って使ってみてください」
と励ましていただきたいものです。

食べられるようになると疎通も良くなる

経口摂取困難だった方が
もう一度食べられるようになってくると
意思疎通も良くなってくるというケースを多数経験しています。

「食事介助は究極のノンバーバルコミュニケーション」
これは私の本のサブタイトルでもありますが
だからこそ、当然だと感じています。

その方がどんな困難と能力と特性があり
どんな風に状況認識をしているのかという状態像を
的確に把握し
適切な食形態を選択し
適切に食事介助をすることができるということは
単に「食事」という「行為」を援助しているだけではなくて
「食事」という「行為」に必要な、
「食事」という「行為」に反映されている、
ベースとなる能力をも理解し援助するという
二重の援助をしていることになります。

そして、その援助過程そのものが
認知症のある方を理解したということを
言葉ではなくて、私の行動を通して伝えている、ノンバーバルコミュニケーションの過程でもあります。

だから、食べられるようになると同時に疎通も改善されるのだと感じています。

作業療法士は
Activityを通してActivityを練習しているわけではありません。
(編み物を提供した場合に、編み物を練習してほしいから提供しているわけではありません)

任意のActivityを遂行するに必要な様々な心身の能力
例えば、関節可動域であったり、筋力であったり、協調性や巧緻性であったり
遂行機能や構成能力や近時記憶を活用することを通してリハビリテーションするのと同じ意味です。

食事介助は単に口の中に食べ物を入れることではありません。

その人がどのように食事という場面を感受し認識し対応しようとしているのか
その一連の過程を理解し、援助するということが食事介助なのです。

ところが
現実には、真逆のことも起こっています。。。
介助者が認知症のある方の食べ方を忖度するのではなくて
認知症のある方が介助者の介助方法を忖度しなくてはいけない。。。
つまり、介助者の介助方法を認知症のある方が感受し認識し適応しなければならない。。。

でも
これらは私たち介助者側の問題なので
変わろうと思えば今すぐにでも変わることが可能です。

ところが
介助者の中には「自身が変わる」ことへ抵抗・防衛を示す人が少なからずいるものです。
残念だし、悲しいことですが
真実は弾圧を受けても必ず甦り正当性が後世の人々によって証明されます。

ごむてつさん曰く
「足を引っ張られたら喜ばなくちゃいけない」
相手は足を引っ張ることしかできないのだから。。。

気持ち的にはしんどいですけど (^^;
幸い、私は技術職なので、「やってみせる」ことが可能です。

やってみせる。。。この原点に立ち続け
志ある人たちに私の蓄積を伝えていきたい。

そして、さらに発展させていってもらえたら本望です。

能力を活用する介助を

どうしたら、もう一度食べられるようになるのか

食べ方を観察して
洞察から得られた、
その時その方の食べる能力を
代償なく合理的に活かせるような食形態と介助方法を選択する
ということになります。

つまり
多くの場合に
食べる能力をきちんと観察・洞察できていないために
適切な食形態の選択ができていなかったり
適切な介助方法が選択できていなかったりする場合が圧倒的に多く
にもかかわらず、必死になってそれらに適応しようとして
過剰努力によって能力を合理的に発揮できなくなっている
というケースが非常に非常に多くみられています。

それなのに
職員の側にそのような自覚がなく
気持ちとしては、必死になって介助していて
何が起こっているかわからずに消耗してしまう。。。

対象者の方も
自らの食べるチカラを発揮できなくなってしまう。。。

本当にもったいない現状です。

この現状は変えられます。
一人でも多くの方に伝わることを願っています。