立ち上がりは古くて新しいリハの課題と考えています。
以前から多くの記事を書いてきました。
神奈川県作業療法士会の「月刊よっしーワールド」に書きとめた記事です。
・「座るー立つ」同時に練習
・「環境適応(学習)の質の担保を」
・「座るー立つ」体験談
・「座るー立つ」現状への疑問
・「座るー立つ」方法の提案
・「座るー立つ」方法のポイント
・「でき方を良くする」
・「臨床あるある(座り方↑//立ち上がり↑↑)
・「事実の子7:座る練習→立ち上がれる」
・「座る練習をする」
・「あれ?立てた」
・「本当に筋力低下?」
・「自立度を維持するための全介助:カタチと働き」
・「あれ?立てた3」
・「あれ?立てた2」
・「臨床あるある立ち上がり100回」
今、まとめていて、自分でも良く書いたなーと思いました (^^;
立ち上がりを精神力で頑張ってやるように促してしまうと
十中八九は、腰背部の同時収縮を使って表面的に立とうとしてしまいます。
私のオススメは、頑張らせない。
立ち上がりは重心の移動方向に気をつけて頑張らせずに介助します。
そして、静かにそっと「座る練習」をしていただくことの方に力点を置きます。
この時にも気をつけるのは重心の移動方向です。
自力でできない時には、精神力で頑張らせるのではなくて
きちんと介助して重心の移動方向を誤らないように気をつけていただきます。
座り方が上達すると、
立ち上がりの練習をしなくても、自然と立ち上がれるようになります。
座るのと立ち上がるのとでは
動作の方向が逆向きなだけで
使う筋肉は同じです。
パワーを使って身体の協調を補うのではなくて
身体の協調が高まった結果、パワーもついてくる
ことを狙います。
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