手指だけが拘縮を起こしているというケースもあるかもしれませんが
ほとんどの場合、全身の問題ですから
手指にスポンジを装着する時には臥床時や離床時のポジショニングも設定します。
その上で手指にスポンジを装着すると一層効果的です。
そのスポンジですが
オートバックスやイエローハットなどのカー用品店で購入しています。
Amazonでも購入できますが、スポンジの反発性を確認してから購入した方が良いと思います。
私は _こちら_ の商品を使用しています。
まず、反発性が弱目のスポンジで小さく作ります。
ここがポイントです。
修正するのではなく、援助するのですから、
受け入れられる変化にとどめる、負担をかけない、他部位に代償させない
ということが大切です。
作成したスポンジはガーゼでくるんで手に固定しています。
本来、皮膚に接したガーゼは使い捨てるものですが
諸般の事情で難しい場合もあるかもしれません。
他の方と使い回すことのないように
その方専用で洗って期間を決めて交換しても良いかもしれません。
ただし、血液や膿などで汚染されたガーゼは必ず破棄するようにしましょう。
スポンジは、入浴時などに洗ったりアルコール消毒して乾燥させて再利用します。
理想は、毎日交換できることです。
なぜかわかりませんが、つぶれて変形したスポンジにアルコールスプレーをすると
ふっくらと反発性が戻り、形も元に戻ります。
他部門が紛失してしまうことも起こりえますから
可能であれば、洗い替え用に1つ、紛失に備えてもう1つ
最初に3つ同じものを用意しておくと安心です。
退院・退所時には
スポンジの意義を文書化したものを用意して
スポンジと一緒に持っていっていただきます。
意義を理解した上で使うことが重要ですが
たいていの人はスポンジの意義を知らないので説明が必要です。
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