2022年3月9日(水)20:00〜20:40に
Zoomでオンラインの勉強会を開催いたします。
テーマは
「現場で役立つ認知症研修会〜観察力を磨く」
その1:知識と観察を結びつける
参加費:無料
対 象:認知症のある方に本当に役立ちたいと考えている方であれば
どの職種の方でもどの地域にお勤めお住まいの方でも参加できます。
(学生も可)
内 容:認知症の知識の普及啓発は進んできましたが
現場では知っているはずの知識を活用した観察が十分になされているとは
言い難い現状もあり、とてももったいないと感じています。
実際の現場で役立つ知識にどんなものがあるのか
どんな風な現れ方をするのか
どこに気をつけたら見落とさずに済むのか
それらをもとにした対応の工夫はどうしたら良いのか
実際のケースに基づいてわかりやすくお伝えします。
定 員:先着20名
申込締切:2022年2月28日(月)17時
定員超過時点で締切ます。ご了承ください。
申込・お問い合わせ:
下記のフォーマットから、お申込ください。
https://forms.gle/mtznkMC3zF11aWD66 申込受付終了しました。
追加でお申込を受け付けていますが
1月末日で、追加募集を締切ます。
参加ご希望の方は必ず期日までに
こちらのフォーマットからお申込ください。
https://forms.gle/1naE84edaHHg2zAm9
お申込は締切ました。
お問い合わせは、当サイトのこちらにどうぞ。
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ここからは
もう少し、ぶっちゃけて。
今のところ、内容として考えていることは。。。
アルツハイマー型認知症のよくある状態像の説明とその対応
例えば
・近時記憶と短期記憶の違い
・動作干渉で忘れてしまう
・再生できなくても再認できることは多い
それらを踏まえて、どう対応の工夫を考えるのか?ということです。
現場では
「認知症のある方に寄り添ったケア」という高い理念が掲げられ
一方で働くスタッフは気概はあっても知識と技術が足りなくて
見れども観えずで、観察できていない。
目の前で起こっていることに反映されている障害も能力を十分に洞察できない。
「今何が認知症のある方に起こっているのかわからない」
そしてそのことに自覚がない。。。善意を持っているからこそ。
ということが起こっています。
その現れが
目の前にいる認知症のある方に
今何が起こっているのか把握しようとする
のではなくて
「〇〇という時には△△する」という
ハウツーの当てはめであり
「〇〇という人がいるんですけど、どうしたら良いでしょうか?」という
ハウツーを求める在り方だと感じています。
このような臨床姿勢は作業療法士も同様です。
全国各地でさまざまなテーマで講演をしてきました。
そこで必ず評価の重要性を説いているにもかかわらず
講演後の質疑応答の時間に
「〇〇という人がいるんですけど、どうしたら良いでしょうか?」という
質問が出てきます。
また、多くの作業療法士が認知症のある方にHDS-RやMMSEをとっても
とった結果を踏まえて、声かけの頻度や内容に工夫していないという現状もあります。
それでいて「言動を否定しない」「なじみの関係づくり」などと言っています。
つまり、評価と治療・対応が乖離している。
より的確な対応ができるための、評価、検査ではなく
単に為すべきこととして、HDS-RやMMSEをしているに過ぎないのです。
そして、それは実習や新人時代に周囲の先達たる人から
検査とは何ぞや
評価とは何ぞや
評価を踏まえた治療とは何ぞや
オーダーメイドの対応の工夫とは何ぞや
ということを身をもって教えてもらってきていないからだと考えています。
「認知症のある方に寄り添ったケア」という高い理念と
ハウツーの当てはめという実践の狭間にあって
援助を受ける認知症のある方は
理念と真逆の実践に葛藤を感じるでしょうし
援助する人も真剣な人ほど苦しい辛い思いをすることになってしまいます。
このような現状をなんとかしたいとずっと考えてきました。
2020年度に、このサイトを立ち上げ
2021年度にかけて、少しずつ構築し
2022年度は、オンライン勉強会を開催していきます。
1個人でもできる、ネットという情報発信の場を最大限活用して
認知症のある方に本当に役立つことをしたいという願いの実現に向けて
自分自身はもちろん、願いながらも迷っている困っている人たちに向けて
微力ながらも頑張っていこうと思います。
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