日常生活の場面そのものがリハビリテーション
ということは、ずいぶん人口に膾炙するようになってきました。
普段の生活で
トランスファーを介助する機会はたくさんあります。
その時に
ぜひ、座り方を意図的に気をつけて介助してみてください。
自分でなんとか立てる方でも
座る時には、
後方へひっくり返るかと思うくらい
勢いがついてしまって
ドシン!と音がするようにしか座れない
という方は結構多くいらっしゃいます。
座る時に働く筋肉は
立ち上がる時に働く筋肉と同じです。
ただ、働く方向が逆向きなだけで。
だから
上手に座る練習をすることは
立ち上がりの練習をすることにもなります。
ポイントは
1)静かにそっと音がしないように意識してもらう
2)身体を前傾させながら膝と股関節の屈曲のタイミングを協調させる
3)踏ん張らせず、スムーズな動きを引き出す
動作の自立を目指す時に
必ずしも、頑張って、踏ん張って
行うことだけが良い結果を引き出すとは限りません。
生活期にある方の場合には
きちんと介助してスムーズな動きを体験することで
身体の使い方、身体の働きを再学習できるようになることが多々あります。
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