
食事介助の現場あるあるなのが
口唇傾向の現れなのに、食欲旺盛、開口良好と誤認されるケースです。
認知症の症状として
なんでも口に入れてしまう、口腔周囲にものが近づくと開口してしまう
という状態像が見られているのに
知識がないと、よく口を開ける、食べる意欲が高いと思い込んでしまいます。
単に開口しているだけの場合には
食塊ではなくて、ボールペンや指を近づけても開口しますから
本当に食べようとして開口しているのか、口唇傾向で開口しているだけなのかを
きちんと見分けることが肝要です。
食べたくないのに口唇傾向で開口してしまう方に
どんどん口の中に食塊を入れてあげるような介助をしてしまうようなことのないように
気をつけたいものです。
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