2025年2月22日(土)19:00〜20:30に
小田原駅東口にある、おだわら市民交流センターumeco で
『「食べるチカラ」を生かす食事介助ー基礎編』について勉強会を開催します!
食事介助をしている方なら、職種を問わずどなたでもご参加いただけます。
参加費 500 円。先着 20 名まで。
現行の食事介助には幾多の問題点があると感じています。
口はばったいことを言いますが、事実なので書きますと
他の人では「食べることの援助」ができなくて
対象者の方も介助者も困っていたケースに対して
私が介入したことで、もう一度「安全に」「円滑に」食べられるようになった体験を多数しています。
意思疎通が困難な最重度の認知症のある方でも可能です。
ところが
そのような方に対して、
「認知症だから無理」
「認知症だから食べられなくて当たり前」
「認知症だから誤嚥性肺炎は仕方ない」
「ちゃんとした介助をしたいけど時間がないから無理」
などと、どれだけたくさんの職種のたくさんの人に言われてきたことか。。。
それでも、私は結果を出してきました。
その知識と技術を1人でも多くの方に伝えていきたいと考えています。
「ムセるからといって、トロミを多く入れる」
「ムセの有無を食べ方の指標にする」
「どんな風に食べているか摂食・嚥下5相に沿った観察をしていない」
これらは現場あるあるの食事介助の問題点です。
ほとんどの人は
美味しく食べていただきたい、と願って食事介助をしているはずです。
ところが
現実には、どう介助すべきか、どんな介助をしてはいけないのか
そして、それらはなぜなのかということを
養成過程において、具体的に明確に言葉にして教えてもらっていないのです。
教えてもらっていないから、知らなくても仕方ないのかもしれません。
けれど、知識がなくてもきちんと観察している人は
どこか、おかしい。何か、おかしい。
でも何が起こっているのか、どうしたら良いのか、わからなくて困っているはずなのです。
そして、相談してもちゃんと答えをくれる人がいないから
聞きたくても聞けないことを感じているはずなのです。
そういう人にこそ、聞いてほしい。
現在の摂食・嚥下に関する知見の多くは
脳血管障害後遺症片麻痺のある方の急性期を元にして集積されてきました。
その対象では適切なことでも、
生活期や慢性期にある方では、不適切なこともあるのです。
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これから3回に分けてシリーズ形式で勉強会を開催します。
1)基礎編:2月22日(土)開催
食べ方を観察できるように、食べ方の機能解剖を具体的に説明します。
自分自身でスプーン操作を自己修正できるように事例を提示して説明します。
2)実技編:
参加者同士での介助体験を通して
スプーン操作による食べ方の違いを体験していただきます。
対象者にとっての「環境因子」としてのスプーン操作の影響の大きさについて
ご説明します。
3)環境編:
食事を自力摂取できている方に対して
姿勢やスプーンやコップという食具の影響の大きさ、工夫の考え方について
ご説明します。
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食事介助に困っている方
現行の食事介助に漠とした疑問を抱いている方
本当に対象者に寄り添ったケアを実践したい方
どうぞご参加ください m(_ _)m
オンライン開催をお待ちくださっている方
来年度にオンラインでも開催予定です。
今しばらくお待ちください。
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