履物選択条件:移動・移乗能力

 


日中の覚醒が良い時に
どの程度歩行できるのか、移乗できるのか
その方一人でおこなえるのか、
あるいは介助が必要な状態なのに自分一人でおこなってしまうのか
その安定性はどの程度なのか

夜間にトイレ覚醒があるのか
その時には自分でトイレまで移動できるのか
その安定性は?

まず、第一義的に確認するのが、移動・移乗能力です。

自力歩行可能な方であれば
歩行安定性があっても、スリッパはお勧めしません。
その代わりに、下記の写真のような履物なら大丈夫な方もいます。

こちらは靴の量販店で購入しました。
靴底に滑り止めがありますし
甲の部分は布製なので足あたりが柔らかく長時間履いていてもラクです。

ただし、日中離床して長距離長時間歩くような方の場合や
膝や腰の変形・痛みのある方や
脳血管障害後遺症片麻痺のある方や
短距離のみ歩行可能な方の場合には
きちんとした靴、踵があるタイプの履き物が良いでしょう。

逆に、車椅子を利用していて、移乗動作も全介助
ご自身では立ち上がる機会がない
というような方であれば、安楽さを優先して
上記のような履物か、もしくは
あゆみシリーズ
チャルパー
チャルパーII
などがお勧めです。
こちらは、足底には滑り止め機能がありますし
片足ずつの販売も可能です。

認知機能障害がない方であれば
日中は、靴タイプ
自室内や夜間のトイレ覚醒の時には、チャルパーなど
という風に、使い分けることも可能です。



コメントを残す

Your email address will not be published.