6月17日(金)に開催された
イムスグループPT会さん主催のオンライン研修会が無事に終了しました。
終了後にはたくさんのご質問やご相談をいただきました。
質の高いご質問がとても多くて
ふだんの臨床に取り組む姿勢や臨床思考の高さに感じ入りました。
担当者の方も
開催当日までの打ち合わせや連絡で
いつも迅速にきめ細やかにご対応くださり
きっと臨床にも真摯に取り組んでおられるのだろうと頭が下がりました。
終了後の感想では
「知らなかった知識を学ぶことができた」
「認知症の知識の専門家ではなく、認知症のある方の専門家だと感じた」
「臨床知と知識を結びつけ包括的に捉える姿勢に感服しました」
「実際によく遭遇する事例の話を聞き、過去担当した患者様を思い出し反省した」
などのご感想をいただきました。
リハや介助というのは協働作業
ということを当日講演でもお伝えしましたが
改めて講演も協働作業なんだと実感しました。
そして
講演として語る私のふだんの実践・臨床姿勢が透けて伝わるし
講演を聞く受講者もふだんの実践・臨床姿勢によって理解の深度が異なってくる
その怖さを再確認しました。
ふだん、していない、できていないことを言語化することはできないし
仮に言語化したとしても、わかる人にはわかってしまう。。。
「真贋の眼」ということについて
岩崎清隆先生の文章を読んだ記憶があります。
「骨董屋の丁稚には真贋の違いを見分けられるように偽物は見せない」
といった内容だったと記憶しています。
本物だけが持つ品の良さがある。
本物にしか触れていなければ偽物に出会った時に違和感を抱くことができる。
どのように講演を構成するのかという工夫は講師の役目です。
伝え方はやはり大切。
でも伝える中身はもっと大切。
そして、何のために講演を引き受けるのかということが一番大切。
スティーブ・ジョブズの「意図こそが重要」
ということも再確認しました。
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