頚部後屈してしまう方もいらっしゃいます。
そのまま食事介助するのは、誤嚥のリスクが高くとても危険です。
じゃあ、どうするか
たいていの場合
後屈しないように
頚部を前屈方向へ押し出すように介助してしまいがちです。
でも、そうすると逆効果
作用反作用の法則で
無理に力を入れて前方に押してしまうと
逆に後方に同じ力で押し返されてしまうので
かえって頚部後屈を強めてしまいかねません。
そのような時には
盆の窪と呼ばれている、後頭部〜首の間にある凹みのところで
頭の重さだけを支えるようにします。
しばらくすると頚部後屈方向への抵抗感が減るのを感じると思います。
そうしたら少しだけ前屈方向へ動かして、頭の重さだけを支えるようにします。
ポイントは
「修正するのではなく助ける」
これって、何事もそうだなーと感じていますが
あるべき正しい在り方を目指して修正しようとするとかえって良くない結果となってしまう。
今、困っていることを助けようとすれば結果として望ましい在り方へ近づく。
頚部後屈している方は
頭の重さを支えてみてください。
そして
頚部前屈してしまう方と同様に
そのような状態になるには必然性があってのことなので
根本的な対応として、必然性を探ることも同時に進めてください。
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