
オンライン研修会のお知らせです。
2月27日(土)午後に
神奈川県作業療法士会認知症対策委員会&制度対策部福祉用具班のコラボ研修会がZoomを利用したオンラインで開催されます。
「認知症のある方の暮らしの支援」というテーマで福祉用具やアイデアを活用して暮らしを支えていくための評価について、具体的な福祉用具や市販品の紹介やアイデアについてお話します。
詳細は神奈川県作業療法士会のサイトの研修会情報からご確認ください。
https://kana-ot.jp/wp7/lecture/8005/
12月 26

オンライン研修会のお知らせです。
2月27日(土)午後に
神奈川県作業療法士会認知症対策委員会&制度対策部福祉用具班のコラボ研修会がZoomを利用したオンラインで開催されます。
「認知症のある方の暮らしの支援」というテーマで福祉用具やアイデアを活用して暮らしを支えていくための評価について、具体的な福祉用具や市販品の紹介やアイデアについてお話します。
詳細は神奈川県作業療法士会のサイトの研修会情報からご確認ください。
https://kana-ot.jp/wp7/lecture/8005/
12月 21

科学的な態度とは
論文を多数読むことでも
学会で発表することでも
理論に従うことでも
検査をしまくることでもなくて
自分の観察・洞察・思考が
科学的で論理的なものであるように努めることだと思う。
つまり、
自分の外側を科学的なるもので固めるのではなくて
自分の内なるものを科学的であるように努めること
なんじゃないかな。
作業療法が非科学的だと批判された時に
作業療法士がまず第一に為すべきことは
結果を出すことであり
出した結果を明確に言語化できること
今までとの違いを含めて説明できることなんだと考えています。
ちなみに
「カン」というのは
確かにあると思うけれど
「カンというのは無意識下での思考の発露」
というある本の主人公の言葉の通りだと思っています。
12月 20

単に、出来たか、出来ないかを観察しているだけでは
後手に回った対応しか出来なくなってしまう。
自分で食べられたか、食べられないか
むせたか、むせないか
立ち上がれたか、立ち上がれないか
怒ったか、怒らないか
介助に協力してくれたか、してくれないか
それしか観ていないと
今何が起こっているのか分からないから
認知症のある方と環境・場面との相互作用に
後追いして対応することしかできなくなり
行動変容を促すことは難しくなる。
認知症のある方が
環境・場面をどんな風に感受・認識しているのか
推測ができると
先手を打った対応ができるようになる。
先手を打った対応が
認知症のある方の能力をより合理的に発揮しやすいものであれば
行動変容は起こってくる。
仕事はなんであれ
後手に回ったら苦しいだけだから
先手を打っていかないと。
先手を打とうと思うなら
打てるだけの知識を持った観察が必須です。
よりきめ細やかに
解像度の高い観察ができることが
すべての始まり。
臨床能力の基礎は観察力にあり。です。
12月 13

評価=検査ではありません。
ここは、本当に誤解が多いところですが
検査だけをたくさん行っても
それだけでは、認知症のある方の状態像を把握したことにはなりませんし
どのように対応したら良いかは導き出せません。
今は教科書的に
〇〇という疾患には、△△という検査を行う
という蓄積がなされているので
そうするものだ、と思い込まされているのではないでしょうか?
「認知症はわからない」「難しい」「苦手だ」という声をよく聞きますが
通常の身体障害のようには各種検査ができないから
という側面もあるように感じられてなりません。
検査しなくてはわからないことはありますから
すべき検査はきっちりと検査すべきです。
一方で、検査をすれば、状態像が把握できるとは言い切れません。
統合・解釈が困ってしまうのは
評価の一手段として検査しているからではなくて
すべき検査項目だから検査しているという側面もあるのではないでしょうか。
MMSEでもHDS-RでもTMTでも
必要であれば検査すべきではありますが
何点だったかという結果が重要なのではなくて
得られた結果を普段のリハやケアの場面に活用することの方がよっぽど重要で
そのための検査だと考えていますが、どのくらいの人がそのような対応をしているでしょうか?
現実には、検査は検査、対応の工夫は対応の工夫と
分断されていることの方が多いのではないでしょうか?
例えば
「認知症のある方への対応−能力と障害の把握」
作業療法ジャーナルVOL.51 NO.2 2017
において記述したように
近時記憶が低下している方に
骨折後のリハで立ち上がりの練習をする時には
認知症のある方から尋ねられなくても
「骨折して手術したから立ったら痛いかもしれないが、心配はいらない」
と説明してから立ち上がりの練習をするようにしています。
そして、その頻度は
その方の近時記憶の連続性がどのくらい保たれているのか
を根拠に判断しています。
人によっては立ち上がりの都度説明をしますし
人によってはリハの開始時に1回のみ説明することもあります。
検査をすることが評価ではありません。
より良い対応をするための 状態像把握が評価 です。
検査はそのための一手段に過ぎません。
病名から想定される障害に沿って検査をもれなく行うことよりも
その時その場で認知症のある方に何が起こっているのかが把握できること
そして、どのような場面で困難が起きやすいのか
それを回避するためにはどのように工夫したらよいのかが
事前に想定できること
そして、それらの根拠について明確に説明できることの方がずっと重要です。
これらができるようになるためには
たくさんの検査を知っていることや実施できることではなくて
その時その場を観察・洞察できることが求められます。
そのためには知識を習得していることが前提であり
観察力・洞察力を磨くことにゴールはありません。
私たちは、評論家ではなくて援助者なのですから
11月 23
11月 23
食べ始めの方によく使うのが
「かっぱえびせん」です。
適用可能な方は
1)痰がらみがない
2)喉頭が完全挙上できている
ここで大切なことは
ムセの有無ではなくて喉頭の挙上の動きです。
3)歯がある
4)嚥下5相の個々の能力は保持されているが協調性が低下している
「かっぱえびせん」の良いところは
1)なじみのあるパッケージ
2)ほど良い塩味
3)噛んだ後で唾液でほど良く溶ける
4)咀嚼を促しやすい
5)送り込みは少量でパワーがいらない
6)指でつまみやすい形状
7)ミニパックも発売されていて食べ残しても保存が容易
実際に使う時には
自力摂取できる方には
お皿からつまんで食べていただく
自力摂取困難な方には
前歯か犬歯の隣の歯の上に置きます。
口腔内に貯留が多少あったとしても
大多数は送り込み−嚥下できていれば
次の段階に進めます。
11月 23
食べ始めの方によく使うのが
ネスレの「アイソカル100」です。
適用可能な方は
1)痰がらみがない
2)喉頭が完全挙上できている
ここで大切なことは
ムセの有無ではなくて喉頭の挙上の動きです。
3)冷水3ccで喉頭完全挙上して飲み込める
「アイソカル100」の良いところは
1)水分と栄養を同時に摂取できる
2)1回量が100mlと少量から摂取できる
3)なじみの味がそろっている
4)複数の味が選択できる
5)ごくうっすらと粘性がある
6)ストローがついているので自力で吸って飲みやすい
7)紙パックなので押して介助も可能
実際に使う時には
たいていの方は自力摂取できるので
無理な連続飲みをしない限りは
その方のペースで飲んでいただけるように
紙パックを手に持って飲んでいただきます。
自分で摂取するのが一番安全です。
食事や水分の介助というのは、本当はとても難しいものです。
難しくないという人は、実は対象者の方に合わせてもらっているので
難しさを感じないで済んでいるだけです。
飲食するペースというのは
究極の手続き記憶でもありますので
現場あるあるの「早食いの人」を遅くゆっくり食べてもらうように行動変容を促すことは非常に難しいものです。
この場合には早食いでも安全に食べられるように食事形態や食具などの環境設定するという方策を検討することになると思います。
認知症のある方や生活期にある方の中には
喉頭の複数回挙上によって完全嚥下している方も少なくありません。
ご自分のペースで摂取していれば自然と身体が調整できているものですが
介助者が喉頭の動きを観察確認せずに介助してしまうと誤嚥・窒息の恐れがありますし、その場では何の問題も感じられなかったとしても(問題が存在しないわけではない)長期的には食べ方の混乱・低下を来す要因となってしまいます。
「食べる」「飲む」という
その方の行為をその方なりのループで完結できるように援助する。
直接的な介助だけが介助ではありません。
間接的な介助、食形態や食環境の設定が適切にできるということも、とても重要な介助です。
(現場あるあるとして、適切に間接的な介助をできるということは案外難しいのではないかと感じてもいます)
認知症のある方に限らず、生活期にある方の中には
嚥下ピラミッドが当てはまらない、逆効果となってしまうケースがあります。
咽頭期そのものには実は問題がなく
口腔期に問題があるというケースです。
その多くは
体力低下などによって起こる舌の易疲労です。
このようなケースで
粘性の高い食形態を提供すると
かえってうまく送り込みできず
持っている本来の咽頭期の能力を発揮できないということが起こってきます。
「ムセたらトロミ
トロミをつけたのにムセがあれば、もっとトロミ」
という形式化された対応が為されていることが現場あるあるです。
きちんと嚥下5相にそって観察していれば
「ごくうすいトロミをつけて提供する」という方法を選択できるようになります。
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