歩行補助具としての選択について
認知症があると、杖を使いこなすというのは難しいものです。
シルバーカーを押すことはできても、ブレーキをかけるというのも難しいことが多いです。
身体機能的にみて、杖が必要でも使いこなせない場合には
つかまり歩きやシルバーカー、歩行器を選択することもあります。
歩行器に座席がついていると
ちょっと一休みしたい時に便利なものですが
ブレーキのかけはずしができない方には、
座ろうとした時に歩行器が動いてしまい転倒の危険もあります。
リハ室など非日常空間では
心身ともに良い意味での緊張感のために最大能力を発揮しても
病棟やご自宅などの日常空間では安心感のために最大能力が発揮できないこともあり得ます。
最大の心身能力だけでなく
通常発揮している心身能力も踏まえて機器選択することが重要だと考えています。
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