トップダウン評価の実践


トップダウンアプローチなるものが一時、流行しましたが
最近ではあまり聞かなくなってしまいました。

リハに限らず、どの分野でも同じですが
その他にも、パワーリハ、学習療法など流行り廃りがあるものです。
意義はあるから上手に活用すれば良いもので本質ではないのだと思います。
本質でないものは時代に淘汰されていくのでしょう。

私自身は
実践ではなく評価こそボトムアップではなく、トップダウンで行う
と考えています。
正確に言えば、ボトムアップで検査をしてもそれだけでは評価にはならない。
必ずその方の困りごと、できそうでできないことの場面を自分自身で確認する。

生活の中の困りごとが起きている場面そのものを観て
イマ、ナニが起こっているのかがわかることが大事

だから、どうしたら良いのかが浮かび上がってくる。
それが食事介助であっても、
帰宅要求であっても、
Activityであっても、
移動能力であっても。

生活障害に反映されている機能障害の把握の順序は
先でも後でもどっちでもいいんです。
それは瑣末な問題
というか、機能障害の明確化や確認という過程は
遅かれ早かれ、目標を適切に設定しようとする過程において
必ず問い返される
ものです。

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