今日の7:20〜9:00にNHK BSで放映されていた
「NHKスペシャル 立花隆最後の旅」を見た。
綿密な資料収集と取材をする立花隆の仕事への向き合い方を
NHKディレクターの視点から捉えた番組
立花隆と17年にわたって共に仕事をしてきた彼もまた
膨大な資料を丁寧に読み込んでいたことが伝わってきた
・”知の巨人”から託されたもの〜立花隆との17年〜
・NHK取材ノート
立花隆さんと17年間一緒に番組を作ってきた私が、
大量の段ボール箱を前に考えていること
印象的だった立花隆の言葉
竹藪を例にとって
「人間にとっての知的な営みも竹の地下茎のように実は地下でつながっている」
「人間の知識というのは、非常に深いところでいろんなかたちでつながっている」と
番組でこの言葉が紹介された時に
華厳経の縁起について説明された放射状の図を思い出しました。
エーゲ海での取材にて
「記録された歴史などというものは、記録されなかった現実の総体に比べたら、宇宙の総体と比較した針先ほどの微少なものだろう。宇宙の大部分が虚無の中に飲み込まれてあるように、歴史の大部分もまた虚無の中に飲み込まれてある。」
この言葉を聞いた時に
ふっと楽になりました。
記録として残されなかったものの方が圧倒的に多いが
残されなかったとしても存在しなかったわけでもなく影響が皆無というわけでもない
どんな微小なものであったとしても紛れもなく存在していた幾多の人々。。。
同時に
頑張ろうと思えました。
「意図こそが大事」
この言葉は、スティーブ・ジョブズの言葉です。
重みを持って響いています。
良い番組を見られて良かった。
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