羽村三慶病院認知症疾患医療センターさん主催の研修会
「認知症のある方の適切なアクティビティって何だろう?」が
無事に終了しました。
Sさん、Iさん始め運営されたスタッフの皆さま
参加された皆さま、お疲れさまでした。
アクティビティにも
ヤマほどの誤解があって。。。
例えば
徘徊する方や帰宅要求をする方の
「気持ちをそらせるためにできることをさせる」とか
例えば
「刺激が少ないと認知症が進行してしまうから何かやらせる」とか
例えば
「わかりやすいだろう」と思って
塗り絵の下絵に子ども用の下絵を提供したりだとか
関与する人の善意を疑うものではありませんが
善意でする→結果も正しい とは限りません。
アンケートを拝見すると
「今までしていたことが誤解だとわかった」と記載されていて
あぁ、良かったと思います。
参加してくれたOTの人たちの感想で多かったのは
「Activity選択の考え方を教えてもらえて良かった」というものでした。
考え方を教えてもらえないから、ハウツーに縋るしかない
という現状も出てくるのだと思います。
臨床現場で必要なのは、理論ではなくて
実際に結果を出せる考え方であり
その考え方に基づいた実践力を自身で体験学習していくことです。
良かれと思っての誤解を少しでも解きほぐし
認知症のある方が余分に傷ついたり困惑したり不安に陥ったりしないように
そんな配慮を怠らずにできる介助者が一人でも増えることを願っています。
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