足まわりのちょっとした動作介助のコツ

ちょっとした動作介助のコツとして
足に麻痺があったり、ご自身ではうまく足を動かせない方の
1)足をフットプレートにのせていただく時
2)靴下や靴を着脱する時
についてお伝えします。

1)足をフットプレートにのせていただく時

  先にアップした記事にも記載しましたが
  いきなり足をのせようと介助するのではなくて
  ・まず臀部を深くきちんと座り直す
  ・大腿の裏に片手を当て、足を持ち上げる
   (股関節を屈曲させる)
  ・この状態で膝関節を屈曲させる
  ・足関節を屈曲させながらフットプレートに足をのせる
   (足の重さは介助者が支えることで動きを引き出しやすくする)
  ・膝の上から足底に向かって軽く圧を加える
   (足をのせることを圧覚を通してインプット)

2)靴下や靴を着脱する時

  靴下や靴の着脱介助には
  単に脱がせる、履かせるという介助だけではなく
  足を空中に保持するという介助も必要です。
 
  足を空中に保持するのが難しい方だということが
  わかっているようでわかっていないと着脱が一層大変になってしまいます。

  そのような場合は、
  介助する人の大腿に足をのせてから動作を介助すると
  介助者の両手を使って介助することができるようになります。
  (足の保持は大腿、動作介助は両手と分けて同時に介助する)

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