「発声練習で指を動かす」

 

  

新型コロナが蔓延するまでは
ラジオ体操第一とみんなの体操を行った後に
発声練習を行っていました。

身体を動かした後だと、声を出すことが容易になります。
大きな声を出すことは、呼気量を上げる練習になり
万が一、ムセた時にしっかりとムセられる能力を維持することにもなります。

その時に
「それでは、5秒間続けてアーと声を出してください」と言ってから
5秒間の目安として私が指折りしながら声を出してみると
認知症のある方の何人かが
声は出さずに一生懸命指を折り出します。

 
目で見た動きにつられて同じ行動をしてしまう
視覚的被影響性亢進の現れの一例ですが
この症状を逆手にとってケアに活用することもできます。 

 


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